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日本最長「三島大吊橋」が来年開業、旅行会社に向け見学会(静岡県三島市)

2014年12月22日
編集部
富士山を望む大吊り橋の建設現場を見学
富士山を望む大吊り橋の建設現場を見学

 三島市観光協会(静岡県三島市)は12月18日、首都圏旅行会社を対象に、来年12月に開業予定の日本最長の人道吊り橋「箱根西麓・三島大吊橋」の現地見学会を開いた。大吊橋は、箱根峠から車で約10分の位置に建設中で、三島と箱根の新たな周遊観光にも期待がかかる。当日は21社23名が参加し、同市観光協会が実施する着地型ツアー「三嶋大社正式参拝ツアー」なども体験。オープンを1年後にひかえ、三島の魅力や首都圏からのアクセスの良さを、旅行会社にアピールした。

 大吊橋は現在、箱根峠近くの山中城址公園西側の国道1号線沿いに建設しており、完成すれば大分県の「九重“夢“大吊橋」(390メートル)を抜く、日本一長い全長400メートルの人道大吊り橋が誕生する。事業主は、アミューズメントや観光開発を手掛ける「フジコーグループ」(三島市)で、見学会では、同社の社員が建設現場を前に、進捗状況や今後の工程などを説明。開発事業部の大村正弘部長は、「橋上からは壮大な富士山を楽しめ、西側には夕陽と駿河湾の絶景も望む。箱根や伊豆へのアクセスもよく、新たな観光スポットとして立ち寄っていただければ」と力を込める。

 吊り橋の幅は、車イス同士すれ違うことができる1.6メートルで、往復の経路を予定する。ほかにも付帯施設として軽食や土産物、地場産品を販売する店舗、大型駐車場やトイレ、休憩スペース等も充実させる。

 見学会後には、参加者と、市やフジコー関係者を交えた、旅行商品造成に向けた意見交換会を実施。三島市観光協会の山口賛事務局長は、「三島は首都圏から車で約1時間40分ほどでアクセスでき、箱根エリアからもほど近い。来年の大吊り橋開業を見据え、頂いた意見を生かし、三島への誘客を促進していきたい」と話した。

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