【PR】移住者No.1の地域、八ヶ岳観光圏が登山道整備を観光プログラムとして提供を始める
2022年12月19日(月)配信
八ヶ岳観光圏(山梨県北杜市、長野県富士見町、長野県原村)は、観光庁のサステナブルな観光コンテンツ強化モデル事業で「登山道整備」や「人と自然の出会いの場づくり」に取り組んでいる。
八ヶ岳ではこれまで、登山のインフラである登山道の整備を、行政の予算や登山道を整備する事業者などの負担で行ってきた。それを登山愛好者が体験費を支払って行う、サステナブルな観光コンテンツプログラムとして開発。新しい取り組みとして注目されている。参加者がプログラムの中で整備できる登山道の長さはたった2メートルだが、自分たちの手でつくった登山道を八ヶ岳の山好きの人たちが利用し続けるということで地域に愛着が生まれ、地域との関係がつくられていく。地域住民だけでなく地域への来訪者も加わり、共同で地域の観光資源を保護する試みだ。
また、「生物多様性を学べるオープンソースの教育プログラム」「里山景観保全の取り組みと継承」「耕作放棄地の解消を活用した畑のプログラム」など、サステナブルツーリズムのコンテンツをプロデュースしている。
この取り組みを先導する(一社)八ヶ岳ツーリズムマネジメントの小林昭治代表理事は「これらのサステナブルな観光コンテンツプログラムでは、リピーターを増やし八ヶ岳に愛着を持つ人を増やすことで地域の関係人口・交流人口を増やしていくことつながることが大事。そして愛着をもった来訪者が2拠点生活や移住へとつながっていくことで持続可能な地域となっていく。1世帯が移住をすると年間400万円の経済効果があり、八ヶ岳の平均消費単価が約2万7000円なので、148人分の観光客が毎年訪れることと同じ価値がある。選ばれる地域であり続けるためには、観光地の住民を巻き込み、住民との関わりを創ることが大切。世界のツーリズムの動向は、SDGsへの貢献とサステナブル・ツーリズム(持続可能な観光)の推進による、世界の観光客に選ばれる観光地づくりの時代になった」とコメントした。
山梨県北杜市は、都会からの移住先として非常に人気が高くこうした移住ランキング上位の常連。「田舎暮らしの本」(宝島社)の「住みたい田舎」ランキングでは、2018年度に総合1位となっている。こうした移住の成果には、八ヶ岳観光圏が「住んでよし、訪れてよし」をテーマとして魅力ある観光地への挑戦をしてきたという背景がある。
問い合わせ=(一社)八ヶ岳ツーリズムマネジメント 電話0551(48)3457