【里山の別邸 下田セントラルホテル・小野高明社長に聞く】美しい里山づくりを強化
2022年12月31日(土) 配信
静岡県・伊豆下田相玉温泉の「里山の別邸 下田セントラルホテル」は、大手製薬会社の大正製薬のグループ会社として1982(昭和57)年12月27日にオープンし今年末で創業40年を迎えた。ホテルの歴史や今後について同ホテルの小野高明代表取締役社長に聞いた。
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――創業の経緯は。
大正製薬の創業者・故上原正吉氏の夫人小枝氏の出身地であったことがきっかけでした。小枝氏はふるさとへの恩返しとして広々とした里山に多くの人が集い、気軽に憩える宿を作りたい、そして故郷がにぎわい、多くの人が働ける場を提供したいと考えていました。現在でもお客様にいかに喜んでいただけるかを考えた「手作りのサービス」の伝統と精神を引き継ぐ営業を行っております。
――沿革を教えてください。
1982年12月27日に下田セントラルホテル(現在の西館)を開業。客室数は31室でした。4年後には東館をオープン。また、2006年に東館に庭園付露天風呂客室と和洋スイートを新設しました。13年には館名を「下田セントラルホテル」から「里山の別邸 下田セントラルホテル」に変更したほか、露天風呂付客室を増設しました。
さらにその後、庭園付露天風呂客室をコンセプトの異なる6つの庭園に改修しました。
――ホテルの特徴は。
清流が流れる1万坪の敷地の宿で里山時間を堪能いただき、お客様の別邸として寛いでいただける宿です。自家源泉の「相玉温泉」と、季節感ある旬の食材を使った料理もお楽しみいただけます。
――次の50周年に向けての考えは。
里山をテーマに独自の魅力作りへの変革を開始しています。美しい里山づくりプロジェクトと題し、収穫体験のできる自家農園「相玉農園」や季節の花々が楽しめる「花と緑とさくらの小路」、旅する蝶の飛来地として「下田アサギマダラの里」を整備しています。