太宰府天満宮の本殿 124年ぶりに大改修
2023年1月3日(火) 配信
福岡県太宰府市にある「太宰府天満宮」は、5月から約3年間を掛けて、124年ぶりに「本殿」の大改修を行うと発表した。
天満宮は、学問の神様・菅原道真公と縁のある25という数字に因み、25年ごとに式年大祭を執り行っている。2027(令和9)年には、道真公没後1125年という節目の式年大祭を迎えることから、その前に重要文化財の大改修を行う。
改修では屋根の葺き替えや漆塗など工事を行うが、改修期間は本殿前に「仮殿」を建設し、参拝客を迎える。仮殿は2月初旬に仮設着工し、5月中旬に完成を予定している。
仮殿のデザイン・設計は、国内外で活躍する建築家で、大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーの藤本壮介氏が担当。天神の杜との調和を重視し、屋根に木を植えるという、新しくも穏やかで美しいデザインとなるという。