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インバウンドバブル

2015年1月1日
編集部

 1年前の同欄で「2014年は訪日旅行の年」と書いた。蓋を開けてみると、どこでも“インバウンド”の文字が踊り私自身もこれまでになく多くの関連記事を書いた。業界トップの方々の年頭所感をみても、現実味を帯びてきた2千万人への期待感が伝わる。

 他方、ホテルの開業も相次ぐ。年末、立て続けに外資系と組んだデベロッパーの新規ホテル開業会見を取材した。どちらも訪日外国人を意識しており、価格的にそれは富裕層に絞られる。

 東京の街は新宿も渋谷も池袋もいつでも人が多いが、それぞれの街の中に立つと一番活気があるのは六本木だと感じる。バブルの時代は分からないが、こんな雰囲気だったのかなと思う。しかし、それを味わえるのはごく僅かでさまざまな場面で格差が広がっていく。この業界では“インバウンドバブル”に乗れるか。15年、ここが分岐点な気がする。

【飯塚 小牧】

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