西日本鉄道 「にしてつバース」開業 仮想空間で車両体験
2023年2月2日(木) 配信
西日本鉄道(林田浩一社長、福岡県福岡市)は1月19日、日本で初めての鉄道とバスのメタバースミュージアム「にしてつバース」を、2月25日にオープンすると発表した。
メタバースとは、参加者がアバターを操作して自由に行動できる、インターネット上に設定された3次元の仮想空間やそのサービスで、その市場は拡大傾向にある。
同社でも、メタバースの活用を経営の重点戦略に掲げ、これまで所有していない鉄道とバスのミュージアムを展開して会社の価値と魅力向上をはかり、オリジナルコンテンツに触れてもらうことで、ファン獲得を目指す。
利用者は、アバターを操作してミュージアムを回遊し、3D車両や各種展示などを鑑賞。電車やバスの車両運転席で、スイッチ操作体験などを楽しめる。
さらに、「にしてつバース」内に「にしてつNFTギャラリー」をオープン。データやデジタルコンテンツの唯一性を保証する仕組みのNFT(非代替性トークン)を活用し、車両の写真がデザインされたオリジナルカードをLINE NFT上で販売する。
バース内にバーチャルイベント会場やサービス提供の場を展開し、メタバース上での企画も展開する。