読売旅行、インバウンド事業準備室を新設 訪日需要に応えて
2023年2月2日(木)配信
読売旅行(坂元隆社長)は2月1日(水)、事業統括本部内に「インバウンド事業準備室」を設置した。高まる訪日外国人旅行(インバウンド)需要に応えるため、読売新聞グループが持つ多彩な文化・スポーツ事業を活用した高付加価値コンテンツなど、個人・団体型の旅行商品をインバウンド向けに企画・販売する。
インバウンド事業でのサービス向上のため、観光庁、日本政府観光局(JNTO)が推奨し、日本旅行業協会(JATA)が事務局を務める「ツアーオペレーター品質認証制度(TQJ)」を取得。当面は、5人体制で単独商品の企画・販売を行う。
同社は2016年、インバウンド客のうち主にアジアをターゲットにしたランドオペレーター業務を開始。19年までは巨人戦観戦ツアーなど読売グループと連携した商品を販売していたが、コロナ禍によるインバウンド客の激減を受け、20年に一旦、インバウンド事業を休止していた。
再参入となる今回は、巨人戦や大相撲、芸術イベントなど人気企画をテーマにした商品販売をはじめ、読売グループとの協力をさらに強化する。インバウンドに好評なスポーツや伝統文化、サブカルチャーなど多彩なコンテンツを盛り込んだ商品を企画・販売。ツアー商品は外資系を含むオンライン旅行会社(OTA)などを経由して販売するほか、高付加価値商品は欧米豪などの富裕層を扱う旅行会社でも販売を予定している。