〈観光最前線〉本物の甲冑を身に着けた日
2023年2月6日(月) 配信
大学で鎧の変遷や各部の名前、武器の歴史、女房装束に関する決まりなどが学べる講義を受けたが、甲冑も衣冠束帯も今の時代に身に着けないので、学んだ知識を体感できないことが心残りだった。
その思いが実現する機会は偶然、関ケ原取材で訪れた。戦国から江戸時代の鎧を見ることができる「関ケ原戦国甲冑館」では、本物の甲冑の着用体験ができる。戦国期の鎧は動きやすくするために軽量化されていたと言われる通りで、重さもさほど感じなかった。ただ、これで数時間動き回るのは、並の体力では難しいと思う。まして通気性があまりよろしくないので、夏場に着用するときは体調面でも着用時間に制限かかかる。
体験が一番深い学びを与えてくれるというのは、本当だなと改めて実感した一日。