海外旅行派、国内旅行派を調査 魅力と思う部分を比べる(阪急交通社)
2023年2月16日(木) 配信
阪急交通社はこのほど、海外旅行派と国内旅行派の割合を調べるアンケートを行い、結果を発表した。これによると、国内旅行派が62%、海外旅行派は13%であったことが分かった。
アンケートは2022年11月21(月)~27日(日)、全国20代以上の男女に対し行われた。有効回答数は522人。
年代別に見ると、全年代で国内旅行の方が多数派となった。40代よりも20代や30代の方が海外旅行派と答えた割合が高くなった。海外旅行派が最も多い年代は20代だった。
それぞれを選んだ理由については、国内旅行派は、「行きたいと思ったときにすぐ行ける」、「海外旅行を一度もしたことがなく、言葉が通じないのが不安」、「身近に魅力的な観光地がたくさんある」、「安全である」などの回答があった。
海外旅行派の回答では、「日本とは違う経験ができる」、「言葉が通じないところにいると、思ってもみないことが起こるのが楽しい」、「外国の街並みを見て歴史を感じたい」などの意見が寄せられた。
国内・海外旅行それぞれで楽しみたいことについて聞くと、国内旅行では1位グルメ、2位温泉・サウナ、3位自然景観、4位買い物、5位建物や街並み──だった。
海外旅行では、1位買い物、2位自然景観、3位グルメ、4位建物や街並み、5位芸術鑑賞──という結果になった。
この結果に対して同社は、「温泉やサウナを楽しめる数少ない国として、日本国内旅行の楽しみとする人が多いようだ。コロナ禍で生まれたおこもり需要により、宿泊施設での滞在そのものを楽しむという考え方も浸透している」と分析した。海外旅行では、「ルーブル美術館やメトロポリタン美術館など、世界的に有名な美術館を訪れて、芸術鑑賞をしたい人が多いと考えられる」とみた。