銀座グランドホテル、産学連携のプラン発表会開く 学生の発想で商品化も
2023年2月22日(水) 配信
グランビスタ ホテル&リゾート(須田貞則社長、東京都中央区)が運営する銀座グランドホテルは2月13日(月)、大原学園 東京ホテル・トラベル学院専門学校(美濃越義信校長、東京都千代田区)と展開する産学連携事業の一環で、宿泊プランニング発表会を開催した。
学生の発想を生かしたプランで、銀座ならではの新しいホテルライフを発信する。また、ホテルの魅力を実際に知ることにより、就職活動にも役立て、同社の人材確保にもつながればとの考えだ。大原学園は社会的使命として「将来活躍できる人材を輩出する」を掲げている。最優秀に選ばれた企画は商品化する。
受講生であるホテルスタッフコースの2年生28人は、昨年10月から2月まで、7チームに分かれて9回の講義で、同ホテルの稲葉昭夫支配人から客層の設定などの造成方法や、プランを企画したスタッフから実体験を聞いたことを参考に企画を立案した。
当日は企画内容と資料のビジュアル、プレゼンテーション時の振る舞い方で審査。最優秀には、チームOceanのボードゲームプランが選ばれた。
同チームは「20代を中心に流行っている。また、SNS(交流サイト)やユーチューブで話題になっている」というボードゲームを、客室スーペリアツインルームに置くプランを提案。大人2人1泊の通常価格3万2300円に、購入経費と利益3505円を上乗せした。
全体講評で稲葉支配人は「教えたことがカタチとなっていて、素晴らしい。経験を生かして利益を生み出せる社会人になってほしい」と語った。Oceanについては、「チームが一丸となっていた。チームリーダーの賜物だ」と評価した。
Oceanの関根祐介チームリーダーは「パワーポイントの資料を工夫して製作してくれるなどチームのメンバー全員のお陰。チームで勝ち取れた最優秀だった」と話した。