「尼子経久伝」の作者、武内涼氏の特別講演 安来市
2023年2月26日(日)配信
島根県安来市と同市観光協会は3月19日、同市の月山富田城(がっさんとだじょう)を拠点に山陰・山陽を支配した戦国大名、尼子経久(あまご・つねひさ)の生涯を描く歴史小説「謀聖 尼子経久伝」(講談社)の著者、武内涼氏による特別講演会を開く。
JR安来駅近くの鉄のミュージアム「和鋼博物館」シアターホールで午後2時から同3時30分まで。講演会後にはサイン会も行う。定員100人で入場無料。市観光協会で20日から申し込みを受け付けている(定員になり次第締め切る)。
武内氏は2011年、日本ホラー小説大賞最終候補作となった原稿を改稿した「忍びの森」で作家デビュー。15年には「妖草師」シリーズで徳間文庫大賞を受賞するなど、時代小説の気鋭作家で知られる。尼子経久の作品は文庫書下ろしのシリーズもので、3月15日には完結作である第4作「雷雲の章」を発売する。
昨年6月には、武内氏が取材のため安来市を訪問した。田中武夫市長への表敬訪問のほか、市図書館、清水寺、洞光寺境内にある経久の墓、市歴史資料館などを回り、各所で地元からのもてなしを受けた。