JTB、宇宙遊覧の共創PJ 共創パートナーとして参画へ
2023年2月24日(金)配信
JTB(山北栄二郎社長)は2月21日(火)、気球による宇宙遊覧の事業化および普及を目指す日本発の共創プロジェクト「OPEN UNIVERSE PROJECT」へ、共創パートナーとして参画を発表した。プロジェクト(PJ)が掲げる、誰もが宇宙を体験できる「宇宙の民主化」の実現に向けて支援する。
同PJは、宇宙開発企業である岩谷技研(岩谷圭介社長、北海道札幌市)のテクノロジーを中心に、さまざまな業種のパートナーとの共創によって日本から宇宙産業を開拓するという。安心・安全・低価格な民間向けの宇宙遊覧を起点に、さまざまな企業・団体と新しい事業やサービスなどを共創し、すべての人が宇宙を活躍の場として参加できる「宇宙の民主化」をはかる方針だ。
2023年から24年にかけて計画している気球による宇宙遊覧の商業運行開始に向けて、同日から23年度内に宇宙遊覧体験を提供する搭乗者5人の募集を始めた。パイロットとともに2人でキャビンに搭乗し、ガス気球で眼下に広がる地球を眺めながら2時間掛けてゆっくりと上昇。上空25~30㌔の成層圏で約1時間の遊覧を体験したのち、1時間かけてゆっくりと海上へ降下する。
募集期間は8月31日(木)まで。30人程度まで選び、オンライン面談を行ったうえで5人を選出する。
参加条件は気球打ち上げ時点で満15歳以上65歳未満、身長150~190㌢など。料金は税込約2400万円で、滞在地への移動、宿泊費など別途必要。合同オリエンテーションやメディカルチェック、安全講習会を行ったうえで、12月以降に順次打ち上げを予定する。募集申し込みはPJのWebサイトから。