「かがやき」ダイヤ決まる、3月14日、北陸新幹線金沢開業
3月14日に長野―金沢間が延伸開業する北陸新幹線のダイヤが決まった。東京発金沢行き始発は午前6時16分の「かがやき」で8時46分に金沢駅に到着する。また、最終は午後9時4分に東京駅を出発し、11時35分に到着する。
一方、金沢発東京行きの始発は午前6時発で8時32分着。最終は午後9時発で11時32分着。速達タイプの「かがやき」は東京―金沢間を1日10往復(午前5往復、午後5往復)し、最速2時間28分で運転する。
金沢―上越妙高間各駅に停車し、東京方面に直通する停車タイプ「はくたか」は概ね1時間に1本、1日14往復し北陸エリア各駅と首都圏を結ぶ。このほか、早朝・深夜帯に長野―金沢間に1往復させる。さらに、金沢駅で、在来線特急「サンダーバード」「しらさぎ」と接続して大阪・名古屋方面と、富山方面の利便性を維持しながら、北陸エリア相互間で新幹線を利用しやすくなるように、金沢―富山間にシャトルタイプ「つるぎ」を1日18往復する。
加えて、3月14日の開業から6月末までの期間、「新しい新幹線に乗ってみたい」といった開業効果を見据え、定期列車のほかに臨時「かがやき」を毎日3往復程度走らせ、そのうち1往復は新高岡駅に停車する。
新たに登場する「かがやき」「はくたか」「つるぎ」はバリアフリー設備の充実や、全座席への電源コンセントの設置、洋式トイレへの温水洗浄機能付き便座の設置など、サービス設備の充実をはかったW7・E7系12両編成で運転する。「かがやき」「はくたか」にはワンランク上の「グランクラス」を導入し、専任アテンダントによる軽食・ドリンクのサービスを提供する。
JR西日本は北陸新幹線金沢開業にあわせて、金沢―和倉温泉間に特急「能登かがり火」を5往復、大阪から和倉温泉に直通する特急「サンダーバード」1往復と合わせて6往復運転する。これによって能登エリアへの旅行も便利になる。また、福井方面に特急「ダイナスター」を3往復運転するなど、多方面で北陸新幹線と在来線特急の接続を利用しやすいように整備した。