新会長に白石武博氏(カヌチャベイホテル&ヴィラズ) 会社と共働共生へ(日旅ホ連23年度通常総会)
2023年3月7日(火) 配信
日本旅行協定旅館ホテル連盟(桑島繁行会長、1799会員)は3月2日(木)、東京都内で2023年度通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選で、新会長には白石武博氏(カヌチャベイホテル&ヴィラズ、沖縄県)が就任した。
白石氏は、「旅行・観光の復活を期した新しい年になっていく。新年度の事業は私が引き継いでいくが、皆さんとコミュニケーションを交わしながら、相互理解のなかで会が一体となり、日本旅行と一緒になって共働共生していきたい」と意気込みを述べた。
3年ぶりのリアル開催となった今期で3期6年間にわたり会長を務めた桑島氏が退任した。桑島氏は退任あいさつで、「今年は国際観光復活の年」であるとし、人流の活発化に期待を寄せた。
退任に当たり、桑島氏は「今年は国際観光復活の年になると期待している。これからウィズコロナ・アフターコロナの生活が日常化していくと考えられ、人流そのものが活発化していく」と期待を寄せた。
日本旅行の小谷野悦光社長は、「カーボンオフセットや地域の課題解決などの切り口を大事にしながら、価値を生み出してもらいたい。地域との連動性を高めて単価アップを目指していく」と力を込めた。
また、日本旅行・JR西日本・野村総合研究所のアライアンス契約に触れ、ツーリズム事業のデジタル化の実現に向けた提携について、大都市部に集中していたニーズを分散させ、「地域に持っていくインバウンドに最大注力する」考えを示した。
23年度の主な事業計画は、宿泊販売拡大への取り組みに加え、ワークショップの開催、会員の加盟促進、顧客紹介運動の推進、第14回日旅連塾の開催──など5項目を挙げた。
また、SDGs推進特別賞表彰を行った。
取り組み発表ではSDGs推進特別賞に選ばれた、北海道支部連合会知床地区の「知床地区の生物多様性をより深く知り、知床での滞在を充実させるプログラム開発」と、北陸支部連合会加賀地区の「教育旅行担当者現地研修の実施とSDGsの素材開発」を紹介した。