九州初サイクルバス 自転車分解せず持込可 西日本鉄道
2023年3月12日(日) 配信
西日本鉄道(林田浩一社長、福岡県福岡市)が4月1日から、自転車を分解せずに、そのまま車内に持ち込める貸切バス「CYCLE CARGO」の運行を九州で初めて開始する。
自転車が手軽な移動手段というだけでなく、アウトドアレクレーションとしても人気を集め、自治体でもサイクルツーリズムへの取り組みが活発になっている。
同社でも、既に西鉄電車で「サイクルトレイン」を導入。23年度に予定の「ツール・ド・九州」をはじめとするサイクルイベント需要の高まりに合わせ、九州初の「サイクルバス」導入に踏み切った。
車両は、既存の55人定員の貸切バスを改造して、車内前方を自転車積載部分として、最大18台を積み込める。車内後方はサロン席にも変更可能な客席となり、21人乗車できる。
広いトランクルームも備え、大きな荷物も収納できるため、空港や駅から直接サイクリングツアーに参加できる。
同社では、サイクリングレースの選手輸送や団体での貸切利用、 旅行会社、自治体などと連携した、九州各地への長距離のサイクリングツアーなどの利用を見込む。