ファムトリップを通じ 埼玉の観光素材探る
2023年3月15日(水) 配信
埼玉県物産観光協会は2月3日(金)、旅行会社、メディア関係者を招きファムトリップを行った。
昨年12月に開催された商談会に参加した日高市の「サイボク」、飯能市の「ムーミンバレーパーク」と「OH!!!~発酵、健康、食の魔法!!!~」、所沢市の「ところざわサクラタウン」を巡る日帰りの視察会。参加者は、埼玉県内外からの誘客、観光促進のための旅行商品の企画や地域プロモーションへつなげるべく、各施設の概要や団体旅行受け入れ環境などを視察した。
日高市にあるサイボクは、コロナ前には年間約400万人が訪れていた人気スポット。かつて牧場だった敷地内には、敷地内の工場から直送される約100種類のハムやソーセージをはじめ精肉やオリジナル商品などが購入できる「ミートショップ」や、天然温泉が楽しめる「花鳥風月」、木製のアスレチック10種類が楽しめるサイボクの森などの施設がそろっている。
同施設ではサイボクのゴールデンポークに加え、牧場で完全発酵させたたい肥を使い約40軒の契約農家が育てた新鮮な野菜も購入できる。また園内には牧場産直のサイボクのブランド肉のBBQが楽しめるレストランサイボク、もつ煮や豚まんなどが楽しめるサイボクキッチンなど、さまざま形態の飲食店もそろっている。
「OH!!!~発酵、健康、食の魔法!!!~」は、「ご飯がススムキムチ」などを製造するピックルスコーポレーションとOHが2020年10月に開業した発酵のテーマパークで、「『OH!!!』と驚くような発酵体験、“食の魔法”を楽しもう!」をコンセプトに掲げる。
同施設は、野菜×乳酸菌×米糀の発酵デリカフェ「Piene Cafe」や、薪火と発酵のレストラン「Femy_」など4施設からなり、ファムトリップでは発酵ワークショップ・イベントが行われる「パリシャキ研究所」で醤油こうじづくりを体験。同施設では、「オリジナル“ご飯がススムキムチ”」作りや発酵調味料を使った料理教室も楽しめる。
また発酵食品のセレクトショップ「八幡屋」では、老舗漬物店「八幡屋」の漬物や、全国から厳選したこだわりの発酵食品を販売するほか、地元飯能の採れたて野菜や特産品を集めた「飯能マルシェ」なども展開している。