下呂が国内初参加へ 持続可能性に取り組む国際組織
2023年3月23日(木) 配信
岐阜県下呂市と下呂温泉観光協会(瀧康洋会長)は2月、オーストラリアの国際認証機関「アースチェック」から、持続可能性(サステナビリティ)に取り組む地域の国際ネットワーク「リーディング・デスティネーションズ・オブ・ザ・ワールド・プログラム」への参加認定を受けた。国内での認定は今回が初めて。
アースチェックは、1987年の設立。持続可能な観光の国際的な基準を管理する「グローバルサステナブルツーリズム協議会(GSTC)」が認定する第三者認証機関の中でも歴史ある団体だ。
認定を受けたプログラムには現在、世界30の地域がメンバーとして参画。メンバー同士がアイデアを共有するほか、アースチェックと協力し、環境や社会・経済に関わる健全性を評価・報告する機会を提供している。
今回の認定では、データに基づく分析・意思決定、環境保全など、下呂温泉観光協会が主体となり取り組む、DMOとエコツーリズムを組み合わせた「E―DMO」や、地域の事業者におけるサステナビリティに対する意識の共有などが評価された。
【鈴木 克範】