JMRSと千葉県・芝山町、成田新滑走路の完成へ人材確保で連携 地域の交流人口増加も目指す
2023年3月29日(水) 配信
JMRS(中鉢真輔社長、東京都新宿区)と千葉県・芝山町(麻生孝之町長)はこのほど、地域活性化包括連携を結んだ。その第1弾として、4月3日(月)から柴山町内に位置する同社の学習施設「空飛ぶ学び舎ラボ」の利用料を補助する「そらまなキャンペーン」を始める。
2028年度末を予定する成田空港の新滑走路完成に向けて人材不足が予想されるなか、航空業界で働く魅力を多くの学生に伝え、人材確保をはかる。また、地域の交流人口を増やし、町民の誇りを醸成していく。
第1弾では、「航空科学博物館」や「空の駅 風和里しばやま」などで構成されるスカイパークしばやまに訪れ、空飛ぶ学び舎ラボでの講座を受講または、空飛ぶ学び舎弁当を注文した学校団体のうち先着1万人を対象に、1人当たり500円の利用料と1000円の航空キャリア講座の費用を補助する。
このほか、協定書では航空関連企業の創出や、国際理解・異文化理解の促進、地場産業と保有資源の活用などに向け取り組むことが盛り込まれた。両者は「今後さまざまな取り組みを展開する」としている。
空飛ぶ学び舎ラボは昨年11月1日(火)に、オープンした。成田空港から車で10分の場所にある航空科学博物館の敷地内に位置する。現役のパイロットやCAが学校団体向けに、実物大機体の模型を用いて、仕事内容の解説や就職対策講座を開いている。