弘法大師誕生1250年など 和歌山県宣伝隊
2023年4月4日(火) 配信
「わかやま観光PRキャラバン隊」が3月17日、本紙関西支社を訪れ、今年の弘法大師誕生1250年を皮切りとした「ダイヤモンドイヤー」など、旬の話題をアピールした。来社したのは、和歌山県観光振興課の南方健宏主査、室井優佑主事と和歌山市観光課の名手詩織主事、海南市地域活性化起業人の下村哲也さんの4人。
和歌山県では、今年が弘法大師誕生1250年、2024年は世界遺産登録20周年、さらに25年には大阪・関西万博と、観光にとって追い風となるビッグイベントが続くことから、この3年間を「ダイヤモンドイヤー」と位置づけ、世界遺産、アウトドア、サイクリング、温泉・食の4つのテーマを軸に観光プロモーションを促進。コロナ禍からの反転攻勢をかけていく。
来年12月31日までは、弘法大師ゆかりの地である高野山の金剛峯寺と香川県の善通寺、京都府の教王護国寺(東寺)の3カ所を巡る「3霊跡巡礼スタンプラリー」を実施。3カ所すべてを回りスタンプを集めた人には、もれなく記念品として特製日本手ぬぐいを進呈する。
和歌山市といえば、紀三井寺や和歌山城といった桜の名所が有名だが、実は温泉も豊富という。美しい海を見渡せる温泉や、超高濃度の天然炭酸泉など、バラエティーに富んだ温泉を楽しむことができる。しらす丼をはじめとする海の幸や和歌山ラーメンといったご当地ならではのグルメも魅力とする。
和歌山市に隣接する海南市は、ミカンとお菓子発祥の地とされる。温州みかんの原種とされ、かつては菓子としても食べられていた「たちばなの実」が日本で最初に植えられたのが、市内にある橘本神社そばの「六本樹の丘」であることがその由来。地元では、猫とタチバナをモチーフにしたPRキャラクター「海ニャン」も誕生し、「お菓子はぢまりの地」をアピールしている。