ジーリーメディアグループ、台湾・香港人に消費単価向上への意識調査 54%が満足な旅に30万円以上掛ける
2023年4月6日(木) 配信
ジーリーメディアグループ(吉田皓一社長、東京都渋谷区)はこのほど、同社のユーザーである台湾人と香港人を対象にWebで行った「訪日旅行に関する意識調査」の結果を公表した。訪日客の消費単価向上への取り組みが加速するなか、台湾人と香港人の意識を調べた。
「満足できる特別な訪日旅行にかけられる予算」については、53.6%が「30万円以上」回答。コロナ禍前の2019年における訪日台湾人1人当たりの消費額11万8288円の2倍以上の出費を掛けられる結果となった。
アンケートは2月21日(火)~28日(火)、同社の運営する訪日観光情報サイトで実施された。有効回答数は4711人。
「とくに予算を支出できるもの」(複数回答)では、1位が美食(75.3%)。2位以降はスノーリゾートやマリンアクティビティ、お城で花見などの季節体験(60.8%)、宿泊(60.6%)と続いた。
「満足できる美食に支払うことができる金額」は、「2万円」が42.3%と最も多かった。続いて、5万円(28.1%)、2万円以下(24.2%)、10万円以上(4.0%)の順。宿泊に対する問いでは、「5万円」が28.1%で最多。以降は「2万円」(44.5%)、「2万円以下」(24.2%)、10万円以上(4.0%)となった。
吉田社長は「台湾と香港からの訪日客は、コロナ禍前に比べ『高くても良いものを』と考える層が増えた」という。「高付加価値な商品に求められるのは、そこにしかない価値を訴求し、享受するうえでのあらゆる不便を取り除くことだ」との見方を示している。