わが国立公園・温泉地ここに注目 豊かな食と夕日のまち(千葉県旭市)
2023年4月9日(日)配信
年間の平均気温が15℃と温暖で、「夏は涼しく、冬は暖かい」とても過ごしやすい気候のまち、千葉県旭市。旭市の最大の特徴は、豊かな食。全国第2位の生産額を誇る豚肉を筆頭に、全国6位の農業産出高の野菜、畜産、千葉県2位の水揚げ量を誇る飯岡漁港に揚がる海産物など食べるものすべてが新鮮なまま提供できます。加えて、全国的に知られた鴨の飛来地でもあり、千葉県内でも珍しい鴨料理専門店が2軒あります。
旭市の魅力は食だけではありません。「美人の湯」として有名な飯岡温泉は、黒褐色のナトリウム炭酸水素塩泉で、皮膚の表面を軟化させ、分泌物を洗い流してくれるので美肌効果が高いといわれています。
また市の内陸には干潟八万石といわれる田園地帯が広がり、南側の一大リゾート地「九十九里浜」とともに、雄大な自然に触れることができるまちでもあります。
さまざまな魅力がそろうこのまちで私が気に入っているのが、日本夕陽百選にも選ばれている屏風ヶ浦の西端、刑部岬から見る夕日。とくに空気の澄み切った冬の時期は、九十九里の湾の奥に見える富士山とのコラボレーションが絶景です。
また2月の後半には、ダイヤモンド富士も見ることができます。屏風ヶ浦の下に広がる九十九里浜では、のんびりと珈琲楽しむ至福の時間が過ごせるので、夕日を楽しんだ後は、満天の星空の下、波音をBGMにゆったりした時間をお過ごし下さい。
【旭市観光物産協会 事務局長 水野竜也】