No.392 第3回「ピンクリボンのお宿」シンポin福島 - 温泉を楽しめる環境づくりへ
第3回「ピンクリボンのお宿」シンポin福島
温泉を楽しめる環境づくりへ
ピンクリボンのお宿ネットワーク(会長=畠ひで子・匠のこころ吉川屋女将、事務局=旅行新聞新社)は2014年12月15日、福島県・奥飯坂穴原温泉の匠のこころ吉川屋で第3回「ピンクリボンのお宿シンポジウムin福島」を開いた。NPO法人HOPEプロジェクト理事長の桜井なおみ氏の基調講演や、八景(岡山県・湯原温泉)女将の上塩浩子氏が活動報告を行った。福島県の乳がん医療現場の声として、北福島医療センター・君島伊造乳腺疾患センター長が講演した。(5面に続く)
【丁田 徹也】
「私たちは一人でも多くの人に心ゆくまで温泉に入ってもらい、楽しんで旅をしていただけるように環境づくりを推進していこうと団結したのがピンクリボンのお宿ネットワークです」。今回のシンポジウムは会員や観光関係者のほか、一般の人々も多く参加しており、会場となった吉川屋の女将でもある畠会長は、地域の人々にピンクリボンの活動内容をわかりやすく紹介した。「ピンクリボンという単語を初めて聞いたという方もいるかもしれない。しかし、乳がんは12人に1人の時代になり、温泉に行きたくても傷跡が気になって行くことができないという悩みを抱える人々が多くなっている」と強調した。
同ネットワークについては、「皆様の当会への関心も高く、設立された2012年当時に比べて、会員数は約3倍。旅館が105館、企業が16社、団体が8団体、賛助会員が4会員、全133会員と大きくなった。加盟施設を紹介する『ピンクリボンのお宿』冊子も1年ごとに更新しており、今年は昨年に増してさらに内容が充実している。ぜひ手に取って実際に見ていただきたい」と述べた。…
※ 詳細は本紙1575号または2月5日以降日経テレコン21でお読みいただけます。