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交流文化の創造をリードする総合プロデュース企業へ 八芳園 観光産業へ参入

2023年4月25日
営業部:後藤 文昭

2023年4月25日(火) 配信

井上義則社長

 八芳園(井上義則社長、東京都港区)は4月24日(月)、創業80周年の節目を迎えるにあたり、新スローガン「交流文化ルネサンス 始まる」を発表した。併せて、文化的な競争力の礎を築くため、観光産業に参入することも宣言。同日行われた会見で井上社長は、「日本文化の精神的価値は、より多くの世界の人たちを魅了できる。八芳園を交流文化の創造をリードする総合プロデュース企業へと変革する」と力を込めた。

 
窪田理恵子氏

 八芳園は観光産業に参入し事業を展開するうえで、自治体との関係を深め、多くの自治体が目標に掲げる「関係人口の創出・拡大」への貢献を目指す考えを示す。そのための一例として執行役員執行役員コンテンツ事業部エグゼクティブマネージャーの窪田理恵子氏は、「地域の魅力を東京から発信する、あるいは磨き上げ地域に戻す。反対に、地域で実施し話題になったコンテンツを東京に戻すことで地域のファンをつくる」ことを挙げた。

 会見では2025年3~8月の約6カ月間施設を休館し、本館と付帯施設を改修することも発表された。美術館がもつ可変・柔軟性(モノを引き立たせる空間)と劇場がもつ演出性、八芳園が培ってきた食を組み合わせ、多様性や自然、文化などを巻き込んだ新しい交流の場、交流文化創造空間をつくることが目的。同年は東日本旅客鉄道(JR東日本)が進める高輪ゲートウェイシティ(仮称)のまちづくりでMICE施設や、オフィスなどを整備する複合棟Iと高輪ゲートウェイ駅が開業する年でもある。新型コロナウイルス感染症の流行するなか、コンテンツプロデュースやフードビジネスなど施設外での事業にも注力してきた同社。25年までの期間は、こうした事業をさらに磨き上げ、育て上げる期間に充てる。

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