賀詞交歓会に360人、「貸切バス新運賃見直しを」(東京都旅協)
全国旅行業協会東京都支部(駒井輝男支部長)と東京都旅行業協会(駒井輝男会長)は1月20日、東京都内の目黒雅叙園で毎年恒例の「新春賀詞交歓会」を開き、会員旅行会社のほか、受け入れの宿泊施設や観光施設、行政関係者など約360人が集まった。各地域の観光PRや福引大会も交え、新年の飛躍を誓った。
駒井会長は、冒頭のあいさつで昨年4月に施行された貸切バス新運賃制度導入について触れ「事前の周知もなく突然施行されたが、さまざまなところから矛盾を指摘する声が挙がっており、『死活問題だ』と訴える会員も多い。制度の見直しを考えるべきではないか」と訴えた。
来賓の東京都産業労働局観光部振興課の鈴木のり子課長は、東京都の第2種、第3種、地域限定旅行業の登録が、14年4月から12月末までの間で4社増加し、1928社となったことを報告。「近年の減少傾向に歯止めがかかったのではないか。皆さんには業界の牽引役として業界を引っ張っていってほしい」と会員に呼び掛けた。
なお、東京都旅行業協会は昨年末に同協会のロゴを作成。旅行という観点から、オレンジ色の球体を中心に、外に向かっていくイメージを表現し、誠実で信頼感を持てるマークを考案した。