KNT-CTHD、社長内定を取り消し 子会社の過大請求事案で
2023年4月25日(火)配信
KNT-CTホールディングスは4月25日(火)に取締役会を開き、今年3月24日(金)に内定していた小山佳延専務の社長就任、米田昭正社長の会長就任をそれぞれ取り消す決議を行ったと発表した。連結子会社の近畿日本ツーリストによる「新型コロナウイルスワクチン接種に係る業務」の過大請求事案を受け、この問題の徹底調査と再発防止の対策を行うために留まった。
KNT-CTホールディングスは理由について「過大請求事案を受け、コンプライアンスの徹底、ガバナンス体制の強化など再発防止策の構築、実施および同社グループ全体の信頼回復に向けた諸改革をはかるため」と説明している。
なお、米田社長は近鉄グループホールディングスの社長就任も内定していたが、取締役会により変更となり、同社の非常勤取締役に内定した。