test

三重交通グループ協定旅館連盟 加藤、西山会長が再選 ブランド統合後初の総会開く

2023年5月1日
関西支社:土橋 孝秀

2023年5月1日(月)配信

加藤昌利会長

 三重交通グループ(名阪近鉄旅行・三交旅行)協定旅館連盟と協定観光施設連盟の2023年度通常総会がこのほど、愛知県名古屋市内でそれぞれ行われた。名阪近鉄旅行の「カッコーツアー」と三重交通の「三交パルック」のバスツアーブランドが20年1月に統合し、「カッコーパルック」として誕生した経緯から、協定連盟の名称も変更になった。以来、コロナ禍で総会は書面議決を行ってきたが、名称変更後初のリアル開催となった。

【土橋 孝秀】

 協定旅館連盟(会長=加藤昌利・稲取銀水荘会長、175会員)の総会は4月7日に行われた。任期満了に伴う役員改選で、加藤会長が再選した。

 加藤会長は「本日は58軒の会員施設に出席していただいた。役員も含めると70軒。非常に大きな総会になった」と謝意を示したうえで、「マスク着用が緩和され、5月には5類への移行が控える。その先で感染者が増えるという局面があるかもしれないが、右往左往することなく状況を見極め、商売に正面から取り組んでいくことが重要だ。会員の皆様と三交グループ様とともに観光を押し上げていきたい」と述べた。

 名阪近鉄旅行の田端英明社長は22年度の業績概要を報告した。「移動制限の緩和や県民割支援事業、全国旅行支援などの効果で、会社全体の昨年度の旅行取扱は、前年度比155%と徐々に回復しているが、コロナ禍前の18年度比較では50%と厳しい状況が続いた。一方で、速報値ではあるが、最終損益は赤字から脱出する見込みだ」と話した。

 三重交通の乾一彦取締役は「皆様と顔を合わせる初めての総会となる。コロナ禍を経て、各地域の状況も変化していると思う。各エリアの最新情報を共有して、営業活動に結び付けていきたい」と述べた。

 議事では新年度事業計画などすべての議題を決定した。役員はすべて現状維持となった。

 また、名阪近鉄旅行の高野慎二取締役が今後導入を予定するVG(バーチャルガイド)システムの概要を説明した。会議アプリ「Zoom」を活用し、ツアーバス車内と事務所をつなぎ、車内モニターに映し出されたアバターが観光案内を行うという。

協定観光施設連盟 「力合わせ乗り切る」

西山健司会長

 協定観光施設連盟(会長=西山健司・西の屋グループ社長、195会員)の総会は4月13日に行われた。任期満了に伴う役員改選で、西山会長を再選した。

 西山会長は「明るい兆しが増えてきた。コロナ禍という長いトンネルは抜けたが、景色は変わったと感じる。原材料の高止まりなど商売するうえでの苦労はまだまだ多い。三重交通グループと力を合わせ、難局を乗り切っていきたい」と話した。

 名阪近鉄旅行の田端社長は旅館連盟総会と同様に業績報告した。

 議事ではすべての議案を決定した。役員はすべて再任となった。

 新年度は地区別の懇談会を開催し、三重交通グループとの連携強化をはかる。

いいね・フォローして最新記事をチェック

コメント受付中
この記事への意見や感想をどうぞ!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。