日本観光施設協会が10周年の節目 23年度は「組織強化の年」に
2023年5月15日(月) 配信
日本観光施設協会(幾世英夫代表理事、119会員)は5月12日(金)、東京都内で2023年度定時総会を開いた。今年は13年に一般社団法人に移行して10年の節目の年に当たる。新たな10年に向けた「組織強化の年」と定め、会員拡大に加え、国などへの陳情や意見の発信に努めていく方針を決めた。
そのうえで、理事や若手を中心に、希望する会員で構成する「これからの10年を考える委員会(仮称)」を立ち上げる予定だ。
幾世会長は「新型コロナの感染症法上の分類が2類相当から5類になり新しい時代を迎える。観光施設の業界では唯一の団体組織として、一人ひとりのお力を借りて、この大事な組織を存続させて新しい時代に向かっていきたい」とあいさつした。
今年度は正会員の会費を前年度から3000円アップして1万8000円とし、組織強化に取り組む。
総会後には、阪急交通社社長の酒井淳氏が10周年記念講演「私と旅行業」を行った。
懇親会には観光庁の柿沼宏明観光産業課長が出席し、「人が来れば来るほど地域の良さが守られていくことが大切。観光の力で持続可能な地域になるよう、観光施設の皆さんが中心プレイヤーとして役割を担ってほしい」と語った。