世界の旅行者78%が今夏の旅行を計画 観光需要の本格回復へ(トリップアドバイザー調べ)
2023年5月15日(月) 配信
トリップアドバイザー(マット・ゴールドバーグCEO、米国・マサチューセッツ州)はこのほど、2023年夏の旅行動向を調べた。同社が日本を含む世界5カ国の旅行者への意識調査と、同サイトの利用状況データを基に調査を行ったところ、78%の旅行者が今夏(6月1日~8月31日)の旅行を計画していると回答した。
日本人旅行者では65%が今夏の旅行を計画していると答えた。前年同期が24%、23年春が49%だったことから、観光需要の本格的な回復が見える結果となった。
同社サイトの利用状況データでは、23年のゴールデンウイークの国内旅行検索ボリュームは、19年比66%減だったが、今夏の旅行については19年比37%減となり、順調に回復していることが分かった。
移動距離については、国内旅行を計画している人が80%、海外旅行が5%、国内・海外旅行の両方を検討している人が15%だった。
23年夏の人気観光地は、国内が1位中央区(北海道)、2位恩納村(沖縄県)、3位宮古島市(沖縄県)、4位中区(神奈川県)、5位那覇市(沖縄県)。
海外は、1位ホノルル(米国)、2位ソウル(韓国)、3位パリ(フランス)、4位バンコク(タイ)、5位シンガポール──の順。
また、世界の旅行者による訪日旅行についての検索ボリュームから見る訪日旅行への意欲については、19年同期比は35%減、前年同期比は1212%だった。
旅行の出費は、22年夏と比較して、今夏の旅行では出費が「22年よりとても多い」という回答が11%、「少し多い」が46%、「22年と同じ」が41%、「22年より少ない」が2%だった。