長野県旅ホ組合青年部、新部会長に小林篤史氏 「温故知新」テーマに3つの基本方針掲げる
2023年5月18日(木) 配信
長野県旅館ホテル組合会青年部会(宇佐美誠会長、43会員)は5月17日(水)、アルピコプラザホテル(長野県松本市)で、2023年度定時総会を開いた。任期満了に伴う役員改選で、小林篤史氏(ホテルニューステーション、松本市)が新部会長に就任した。会員のほか、来賓、協定商社など約100人が集まった。
小林新部会長は「温故知新」をテーマに据え、「原点回帰」と「伝える政策活動」、「全旅連青年部との連携強化」を基本方針に掲げた。
このうち原点回帰については、コロナ禍を経てオンラインでの打ち合わせが増えるなか、顔を合わせる場が減ったことに触れ、「もう一度青年部らしく熱く語り合い、大きな事業を成し遂げたい」と語った。
また、同部会には修学旅行を専門に受け入れる宿やビジネスホテルなど多様な形態の宿が入会している。これらの宿では全国旅行支援や高付加価値化事業などの補助金の恩恵を受けることが難しい状況を説明し、「皆様の声を届ける陳情活動を長野県から展開したい」と話した。
21~22年度に、全旅連青年部で副部長を務めた経験や築いた人脈を生かす考えも示し、「全国には先進的な事業を行う青年部が多くある。見識や人とのつながりを共有したい」と語った。
宇佐美直前部会長は「コロナ禍で思うように活動できなかった。小林新体制では最初からエンジン全開で活動してほしい」と期待を込めた。部員には「引き続き、協力してほしい。私も全力でサポートする」と呼び掛けた。
来賓の全旅連青年部の石川陽己副部長は「宿泊業界には多くの課題があり、解決できる力が欠かせない」とし、毎月1回常任理事会で勉強会を実施することを説明。「全旅連青年部への出向者だけなく、各県支部など全部員を対象とした。積極的に参加してほしい」と呼び掛けた。
総会では23年度の卒業会員として、7人に感謝状を贈った。また6人が新たに入会した。
小林部長は「若返りをはかり一人ひとりが主体者になれば、必要だと思う会員も増える。また、会員数の増加にも努めたい」と語った。
その後、協定商社の紹介や懇親会が開かれた。