東武グループ 栃木市、國學院大と観光まちづくりで協定結ぶ
2023年5月22日(月) 配信
東武鉄道(根津嘉澄社長)と東武トップツアーズ(百木田康二社長)は5月16日(火)、栃木県栃木市(大川秀子市長)、國學院大學観光まちづくり学部(西村幸夫学部長)と「持続可能な観光まちづくりに関する協定書」を締結した。同日、栃木市役所で締結式を行った。
各者はアフターコロナにおける栃木市の観光振興を考えるうえで、従来の日帰りを中心とした誘客に加え、持続可能な観光の視点を取り入れた街づくりが重要となると考えている。今回、産官学の連携による同協定の締結を機に、連携・協力して「持続可能な観光まちづくり」に向け、さらなる沿線価値向上に向けた施策に取り組む。
連携によって、栃木市での現地調査やヒアリング調査の実施、観光まちづくりに関する現況把握をはじめ、他地域における事例調査の実施など、「持続可能な観光まちづくり」に関する調査研究を実施する方針だ。
栃木市は、黒塗りの重厚な見世蔵や白壁の土蔵群などが今もなお残り、「蔵の街とちぎ」として歴史的風致と懐かしさを今に伝えている。「太平山」や「三毳(みかも)山」、ラムサール条約湿地に登録された「渡良瀬遊水地」などの豊かな自然があり、そのなかでのアクティビティや農産物など、多くの観光資源を有している。さらには、市内外から多くの観光客が訪れる祭りやイベントも開催され、多彩な魅力にあふれている。