地域の労働力不足に海外人材を 農協観光がウイルテックと業務提携
2023年5月26日(金) 配信
農協観光(清水清男社長、東京都大田区)はこのほど、地域の不足する労働力に対し、外国人人材の紹介や派遣する事業を新たに開始した。これに伴い、労働者派遣事業などを手掛けるウイルテック(宮城力社長、大阪府大阪市)と業務提携を結んだ。両者は農業や宿泊業の海外人材の育成や支援を通じ、地域共創の構築を目指す。
具体的には、育成事業としてウイルテックの現地法人が運営する日本語学校で特定技能教育、日本語教育を実施する。また両社の合同クラスを設立し、地域特性や習慣など来日後の生活に関する文化的教育も行う。
支援事業は、労働者確保に課題を持つ地域の農業や宿泊事業者に対し、海外からの労働力でサポートする。また、海外からの「人財」に対しては、就職や居住まで生活基盤の確保と生活支援を行うことで、不安を解消していく。