韓国・忠清南道、百済文化 韓日交流典開く 大百済典前に旅行業界へ送客促す
2023年5月26日(金) 配信
韓国・忠清南道は5月25日(木)、東京都内で旅行業の業界団体や旅行会社、メディアなどを対象に百済文化 韓日交流典を開いた。9月23日(土)~10月9日(月)に開催するイベント大百済典の一部の公演を披露し、同典への送客を促した。日韓両国から約100人が集まった。
忠清南道の金泰欽知事は、大百済典で披露する味摩之のお面に日本人と韓国人の顔が表現されていることについて、約1600年前の百済時代に両国がコミュニケーションをとった証とした。そのうえで、「大百済典では日韓の結びつきが強かった当時のようすを再現する。百済文化を通じて、日本と韓国の友情を深めるため、ぜひ送客をお願いしたい」と呼び掛けた。
来賓の全国旅行業協会(ANTA)の駒井輝男副会長は「1600年前ほどから交流した歴史があることに驚いた。ANTAの会員も多く来場しているので、これを機に日韓の絆を深めたい」と語った。
大百済典は忠清南道の公州市と扶余郡で実施される。「大百済、世界と通じる」をテーマに、ドローンやレーザー、花火を用いるオープニングイベント「大百済典成功祈願」からスタート。期間中には、当時を再現したパレードのほか、日本やミャンマーなど百済と交流していた国と合同で公演を行う。
百済文化 日韓交流典では、大百済典の一部となる日本東京雅楽舞踊団による当時の舞楽「味摩之」を披露。さらに、扶余郡忠南楽団が、百済時代に演奏を行っていたという五楽師を再現した。
その後、懇親会を行い、交流を深めた。