混浴野天風呂「仙女の湯」3年ぶりに営業 休暇村岩手網張温泉
2023年5月31日(水) 配信
「休暇村岩手網張温泉」(竹内貴祐総支配人、岩手県・雫石町)はこのほど、森の中の混浴野天風呂「網張温泉 秘湯 仙女の湯」の営業を3年ぶりに開始した。十和田八幡平国立公園内には古くからの湯治宿が多く、事業者によって歴史的、文化的価値が高い「混浴文化」が守られているという。
ホテルから約200メートルの森の中を進み、階段を降りたところに「仙女の湯」はある。昭和40年代にスタッフが裏山を散策している際に沢筋に滝を見つけ、このロケーションに感嘆。のちに人力で露天風呂を作り上げた。湯舟の向こうに流れる「亀滝」の音が響くなか、滝を間近に眺めながら浸かることができる。男女混浴だが、湯浴み着の貸出も行っている。
営業期間は11月5日(日)まで。宿泊利用者は午前9時から利用できる。終了時間は時期により異なるため要確認。なお、日帰り利用は午前10時から、受付は午後2時まで。小学生以上500円の入浴料金が必要。
休暇村岩手網張温泉は、岩手山系の中腹、標高770メートルの高原に建つ山岳リゾート。開湯1300年と言われる温泉は敷地内に5カ所あり、「網張五湯」と呼ばれる。チェックアウト後も日帰り利用時間内ですべての温泉に入浴可。夕食はビュッフェで、シンプルで質にこだわった出来立てのグランドメニューと岩手のご当地グルメを用意する。ホテルのほか、キャンプ場やスキー場、夏は展望リフトも運行しており、百名山「岩手山」へのトレッキングも楽しめる。