芦原女将の会が日本酒開発、首都圏に「美し国越前」PR
福井県のあわら市(橋本達也市長)と、勝山市(山岸正裕市長)は2月9日、東京都千代田区のホテルニューオータニで「『美し国越前』あわら・勝山フェア」を実施した。北陸新幹線金沢開業を目前に控え、首都圏での両市の知名度向上を目指し、地域の食や観光の魅力をアピールした。また、芦原温泉旅館協同組合女将の会(伊藤昌代会長、13会員)から11人の女将が参加し、女将の会がお米作りから酒瓶のデザインまで開発し、3月に発売する純米吟醸酒「女将」をPRし、懇親会場で振る舞った。芦原温泉女将の会は13年5月に13人全員が唎酒師の資格を取得している。
あわら市の橋本市長は「北陸新幹線金沢開業によって、金沢まではたくさんの方が来られると思うが、金沢の少し向こうに『あわら温泉』というとっても楽しい温泉地があることを知ってもらいたい」と述べ、14年4月にオープンした芦湯(足湯)などを紹介。さらに「あわら温泉では女将が最大の観光資源」とし、今年開湯130周年を迎えるあわら温泉の魅力をPRした。
一方、勝山市の山岸市長は「勝山市は09年10月に恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークに登録された。また、2000年7月にオープンした福井県立恐竜博物館に年間80万人近くが訪れ、福井県では100万人構想を持っている」とし、さらに「勝山市は日本の恐竜化石の8割以上が発掘されている。野外につくった発掘体験広場が大変好評を得ている」と紹介した。
交流パーティーでは、あわら市と勝山市の地元自慢料理の試食コーナーも設け、参加した首都圏の旅行会社やメディア関係者と意見交換を行った。