2023年度「Living History(生きた歴史体感プログラム)促進事業」2次募集を開始
2023年6月1日(木)配信
文化庁はこのほど、2023年度「Living History(生きた歴史体感プログラム)促進事業」の2次募集を開始した。
往時のくらしや祭事などの再現による生きた歴史の体験を通して、日本の文化を理解・体感できる訪日外国人をはじめとした国内外の観光客向けのコンテンツの造成を推進することが狙い。
地方公共団体や民間団体、DMOらによって構成される協議会などが対象で、採択事業者には補助対象経費の1/2を限度として補助金を支給。
「国指定等文化財を核としたものを対象とする」、「外国人観光客を含む参加者がわかりやすい解説を行う」、「対象となる文化財に、 文献や絵画等の史料や研究資料等に基づいた付加価値を付与すること」などを要件とする。応募書類の提出期限は、6月30日(金)(必着)。
文化財を核として賑わいを創出し、増えた収益を文化財の修理・整備や新たな企画に再投資し、さらなる賑わいにつながる好循環の創出を目的とするLiving History(生きた歴史体感プログラム)促進事業」。
文化財が必ずしも観光客(特に外国人観光客)にとって往時が分かりやすい形で公開されていない現状のなか、「LivingHistory」という欧米ではすでに確立されている歴史の楽しみ方を日本にも普及させ、文化財が観光の一つのテーマとなるよう体験プログラム事業を育て上げ、地域全体の魅力向上につなげたいとの考えを示す文化庁。
同事業により、観光部局や民間事業者と連携し、文化財の所有者・管理団体等が自律的に文化財の修理・整備を行うモデル作りを支援する。