渋谷でしか体験できない渋谷型都市ライフの実現を目指す 東急らが渋谷のまちづくり戦略の最新情報を発表
2023年6月1日(木)配信
東急と東急不動産は5月30日(火)、渋谷ヒカリエで東京・渋谷のまちづくり戦略の最新情報を発信する発表会を開いた。
現在渋谷では100年に1度とも言われる再開発が進んでいる。東急渋谷開発事業部の坂井洋一郎事業部長は冒頭、渋谷スクランブルスクエア第1期や渋谷フクラスなどが開業し再開発の第1段階がおおむね完了したことから、「再開発が第2段階に入った」と報告。
まちづくりの新戦略として「Greater SHIBUYA 2.0」を策定したことに触れ、「渋谷でしか体験できない渋谷型都市ライフの実現を目指す」と宣言した。
また坂井氏は、東急不動産が整備を進める渋谷サクラステージや渋谷スクランブルスクエア第二期が完成し、駅中心5街区の整備が完成すると東急と東急不動産による85万平方㍍のTODプロジェクトが完成すると説明。
TODとは車に頼らず、公共交通機関の利用を前提に組み立てられた都市開発のことで坂井氏は「世界でも類を見ないほどの発展を遂げたTODプロジェクトと言える」と力を込めた。
東急不動産は、広域渋谷圏で進める取り組みを発表した。
広域渋谷圏(Greater SHIBUYA)とは、東急とともに定義する、渋谷駅から半径2.5㌔のエリアのこと。24年度までに、「フォレスト ゲート代官山」、「渋谷サクラステージ」、「東急プラザ原宿『ハラカド』」、「代々木公園 Park―PFI計画」が順次竣工。開業する予定だ。