再生・高付加価値化第2期地域公募、6月30日(金)まで 第1期は53地域採択へ(観光庁)
2023年6月2日(金) 配信
観光庁はこのほど、「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化」の第2期地域公募を始めた。同事業は、宿泊施設や観光施設などの改修や、廃屋撤去、面的DX化などの取り組みを支援する。公募期間は6月30日(金)午後5時まで。特設Webサイトの申請フォームから申し込みが可能。
また、第1回の地域計画審査結果では、53地域を採択した。
これらの地域では今後、地域計画に基づいて宿泊施設のリニューアルなどが進められる。
応募しているほかの地域についても、観光地再生に向けた計画づくりを進行中。計画が完成した地域は、今後有識者審査を行う予定だ。
主な採択案件では、DMC蔵王温泉ツーリズムコミッティ(山形県山形市)が、国際競争力の高い総合マウンテンリゾートの形成に向けて、ナイトタイム活性化や、街歩き、泊食分離推進などを目的に宿泊施設や観光施設などの改修を行う。
大分県別府市では、観光客一人ひとりの健康状態やニーズに合わせた新たな温泉体験を提供する「新湯治・ウェルネスツーリズム」の実現を目指している。このため、個別のニーズに合わせた宿泊施設の高付加価値化改修や、温泉街の外観改修を実施する計画だ。