test

ロケツーリズム協議会初の取り組み 撮影所見学の視察通じロケ対応の強化などはかる

2023年6月6日
営業部:後藤 文昭

2023年6月6日(火) 配信

撮影手法などに触れる

 ロケツーリズム協議会(藤崎慎一会長)は5月19日(金)、初の取り組みとして東映東京撮影所の視察ツアーを行った。

 会員からの要望を受け企画された。ロケ以外の撮影の全体像を把握することで、ロケ対応の強化や業界への理解を深めてもらうことが狙い。地域、企業のロケ誘致担当者15人は東映の菊池淳夫プロデューサーの案内で、美術倉庫やスタジオ、ドラマのセットなどを見学し、最新の撮影方法などに触れた。

 撮影所内の視察終了後には、東映で映像作品に関わる社員と交流会を実施。菊池氏も「映画ロケができること」をテーマに講演を行い、「これからは、地域、企業側も企画の段階から積極的に映画に関わることが重要」と参加者に呼び掛けた。

 菊池氏はロケを呼ぶ上では①地元を舞台にした原作②そこにしかいない人間③そこにいかなければならないという訴求力――の3点のいずれかが重要と説明し、「地元を見直してみよう」と呼び掛け。

 そのうえで、その人、担当者がいるから、そこにロケに行きたいと思わせることも重要とし、「『地域力』と『人間』の掛け算で制作者にPRすることが大切」と強調した。

 「制作者の要望に応えられるモノを数パターン常に準備しておきたいと思った」、「普段会う機会がない現場スタッフの方に地域の特徴を説明できた」など多くの収穫があった今回の視察ツアー。

 同協議会理事の古川武男氏は、「今回はスタジオツアーだけでなく、制作者との情報交換会も行い、ロケ地のニーズを伺うことができました。今後もお互いを知り協力体制を強化することで、地域・企業の成果が上がるよう協議会を発展させていきたい」と総括する。

 ロケツーリズム協議会は今後、参加者からの声も参考にしながら行程を磨き続け、同視察ツアーを定期的に開催する考えを示す。

いいね・フォローして最新記事をチェック

コメント受付中
この記事への意見や感想をどうぞ!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。