日勝生加賀屋(台湾・北投温泉)の沈維真総経理に聞く 「より喜ばれる商品づくりを」
2023年6月8日(木) 配信
台湾・北投温泉に日勝生加賀屋が2010年12月に開業して今年で13年になる。19年に総経理に着任した沈維真氏に、この3年間を振り返りながら話を伺った。
【聞き手=旬刊旅行新聞社長・石井 貞德】
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コロナ禍が始まった一番厳しいときに就任しました。
週3日の休みと、徹底した社員教育に費やし、管理職を含め社員一丸となって、この計画を遂行しました。許可していただいた社長には感謝しています。
3年間の努力が現在に生かされており、社員1人も失職させず乗り切りました。
台湾は03年にSARS(重症急性呼吸器症候群)を経験したことから、危機管理対応ができたのも大きな経験でした。
また、当社は部屋食のプランを提供していることや、衛生面でもしっかりと対応していることを、動画で発信してきたことなどもプラスになり、売上も落ちることはありませんでした。
現在は約95%が台湾のお客様で、年配のお客様向けに温泉と日本式の朝食付きのプランが好調です。お米は石川県のブランド米「百万石」を使用。これからも、海外の皆様にも日本の文化など、より喜ばれる商品づくりに努めていきたいと思っています。