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愛知県旅行業協会、藤田雅也会長が再任 国内観光活性化フォーラム注力へ

2023年6月9日
編集部:木下 裕斗

2023年6月9日(金) 配信

国内観光活性化フォーラムの来場者数の目標は3000人とした

 愛知県旅行業協会(藤田雅也会長、210会員)は6月6日(火)、名鉄グランドホテル(愛知県名古屋市)で2023年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では藤田会長の再任を決めた。今年度は、24年2月に開催する国内観光活性化フォーラムinあいちに注力し、同県への送客を促す。

 藤田会長はコロナ禍でも経営を維持した会員に敬意を表した。全国旅行支援の複雑さについても触れ、「大変だと思うが、すべての物事を前向きに捉えないと、将来が見えてこないだろう」と呼び掛けた。

藤田雅也会長

 来年2月15日(木)に、国内観光活性化フォーラムinあいちを開催することも報告。来場者数は3000人を目指す。さらに、全国旅行業協会(ANTA)会員による同県への送客数の目標は開催後1年間で、10万人を提案することを説明。「暗い雲を取り払い、復活の狼煙を愛知県から上げ、旅行をもう一回盛り立てたい」と力を込めた。

 また、外食産業などさまざまな業界が物価と給料を上げていることから、「安い(ツアーの)値段では給料は上がらない。(価格)相応のサービスを提供するための努力を惜しまないでほしい」と語った。

 来賓の大村秀章愛知県知事は国内観光活性化フォーラムinあいちで全国のANTA会員が集まることに触れ、「秋に新エリアを開業するジブリパークは1日で見られないので、2日以上の滞在や周遊に期待を寄せている。県としてもサポートを講じる」と話した。

大村秀章知事

 また、休みを分散させ、家族で旅行に出掛けてもらおうと、県内の公立学校が、11月27日の愛知県民の日による休日を同日から1週間前まで、任意に設定できるように制度を改定したことを説明。「勤労感謝の日や土日を合わせると3~4連休になる。観光事業者の生産性向上のために、愛知県が率先して休み方改革を行う」と話した。

 ANTAの北敏一副会長は「全国旅行支援で国内の個人旅行が復活した。この先、団体も復活するだろう。共に頑張り、皆様と年の暮れに『良い年だった』と振り返りたい」と話した。

北敏一副会長

 同日には愛知県旅行センター(森川雅史社長、217株主)が株主総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では森川社長の再任を決めた。

 森川社長は国内観光活性化フォーラムの前日に、㈱全旅主催で旅行会社と受入施設によるインバウンド商談会を実施することを報告。「お役立てできるよう、活動していきたい」と語った。

森川雅史社長

 さらに、中小の旅行会社に向けて発売されていないジブリパークの団体入場券について、「全旅クーポンで決済できるよう交渉していく」と語った。

 来賓の㈱全旅の中間幹夫社長はインバウンド商談会について「地域に波及効果をもたらすため、約1000~2500万円を掛けて実施する」と語った。さらに「㈱全旅は今後、インバウンドと地方創生を大きな柱に据える。これに関連した新たな事業を展開し、皆様のお役に立てるようにしていく」と述べた。

中間幹夫社長

 愛旅協・協定会員連盟(三田幸宏会長、128会員)も同日に、21年度定時総会を催した。任期満了に伴う役員改選では三田会長が再選した。

三田幸宏会長

 三田会長は国内観光活性化フォーラムの開催に触れ、「全国から3000人が集まる予定だ。自社をアピールして、集客に努めてほしい」と話した。

 総会後には懇親会が開かれ、盛会裏に終了した。

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