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桑名盛り上げる産業観光施設へ 6月27日に鋳物体験工房オープン

2023年6月13日
編集部:飯塚 小牧

2023年6月13日(火) 配信

鋳造体験工房「Caster Home(キャスターホーム)」

 三重県桑名市の影山鉄工所グループ会社の大洋産業(影山彰久社長)は6月27日(火)、鋳造体験工房「Caster Home(キャスターホーム)」(三重県桑名市)をオープンする。鋳物の街、桑名を盛り上げる産業観光施設を目指す。

 初代桑名藩主である本多忠勝の鉄砲製造をルーツに、400年の歴史を持つ「くわな鋳物」だが、現在その生産の担い手が減少しているという。

 一方、太洋産業は60年以上桑名市で鋳物の水道資材を作り続けており、その文化を絶やしたくないという想いから、鋳造を気軽に体験できる施設を構想。体験工房や社内で次世代を担う若手社員を中心としたプロジェクトが組まれ、2年以上の歳月をかけて完成させた。「鋳物を学べる場所」「鋳物に関わる人がいるところ」「鋳物を身近に感じていただけるように」という理由から、Caster HomeCASTER=鋳造者、HOME=家)と名付けた。

 

 また、3Kと呼ばれることもある鋳物業界のイメージを払拭するため、「ヴィンテージ&ラグジュアリー」をテーマにしたおしゃれな空間に仕上げた。同社は「キャスターホームを通じて桑名に足を運んで鋳造を体験し『くわな鋳物』を知ってもらうことで、地域の文化を盛り上げるお手伝いをしたい」と意気込む。

 施設では、砂で鋳型を作り、そこに溶かしたスズを流し込んで作る本格的な鋳物製作が体験できる。所要時間は約2時間で、金額は3000円(税込み)から。

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