静岡県旅行業協会、新会長に嶋津禎武氏 研修参加で会員資質向上
2023年6月14日(水) 配信
静岡県旅行業協会(遠藤勝久会長、150会員)は6月7日(水)、伊豆長岡温泉 ホテル天坊(静岡県)で2023年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、嶋津禎武氏が新会長に就任した。今年度は安心・安全な旅の提供を徹底するほか、研修事業に積極的に参加し、会員の資質向上をはかる。
嶋津新会長は「前会長を継承しながら、旅行形態の変化にも対応できるよう、皆様と力を合わせていくので、指導いただきたい」と話した。
遠藤会長は「皆様と色々な企画を考え、業界全体の業績を回復に向けて頑張ってほしい」と嶋津新会長にエールを送った。また、コロナ禍で団体の需要が減少したなか、静岡県の委託を受けて実施した首都圏メディアファムトリップなども振り返り、「会員のためになる事業に力を入れてきた」と語った。
来賓の全国旅行業協会(ANTA)の北敏一副会長は、ANTA会員から全国旅行支援の複雑さの解消を求める声が挙がっていることを観光庁に伝えたことを報告。「新たな支援策が講じられる際には、分かりやすくしてもらえるように求める」と語った。さらに、「今後はコロナ禍を乗り越えて皆様と共に業界を盛り上げていきたい」と話した。
同日には静旅協・協定会員連盟(風間秀一会長、109会員)が19年度の総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では風間会長の再任を決めた。
風間会長は秋以降に宿泊する団体旅行の問い合わせが増えていることを報告した。
一方で「問い合わせまたは予約のどちらか分からない場合が多くある。旅行会社にきちんと確認してほしい」と呼び掛けた。
今年度は旅行業協会との合同事業である宿泊企画「湯~旅プラン」を行う。また、宣伝活動も強化する。