40年連続総合トップ10、日本の宿古窯を100選特別表彰
“次の節目を目指す”
プロが選ぶ日本のホテル旅館100選を主催する旅行新聞新社(石井貞德社長)は2月18日、今年1月に40年連続総合トップ10入選の偉業を成し遂げた日本の宿古窯(佐藤信幸社長、山形県・かみのやま温泉)を訪れ、特別表彰を行った。
石井社長が佐藤洋詩恵女将に表彰状を手渡した。佐藤女将は「(受賞は)多くの励ましがあったからこそ。日本文化、山形の風を伝えられる、あたたかい宿でありたい」と今後の努力を誓った。
旅館100選の総合で40年連続トップ10入りしているのは古窯と加賀屋(石川県和倉温泉)の2館だけ。全国5万軒以上の宿泊施設から選ばれ続けていることについて石井社長は「顧客の要望が変わるなか、きめ細やかで温かいおもてなしを続けてきたことが、結果につながった」と評価した。
古窯は旅館100選の企画部門で、今年19年連続1位に輝いた。その評価の1つとも言える手作りの「かわら版」は、6月に創刊30年を迎える。「原点に戻り、次の節目を目指したい」(佐藤女将)。