年間宿泊客130万人へ 下呂温泉観光協会が総会開く
2023年6月19日(月) 配信
岐阜県下呂市の下呂温泉観光協会(瀧康洋会長、357 会員)は5月25日(木)、第77回通常総会を水明館で開き、市内への年間宿泊客数130万人とするスローガン達成に向け、今年度事業計画などを全会一致で可決した。
議事では所定の議案を審議し、すべて可決承認した。昨年度の下呂温泉の宿泊客数は93万1432人(前年比59・9%増)。コロナ禍前(19年度)の9割まで回復するなか、今年度は下呂市内への宿泊客数130万人(うち下呂温泉で120万人)をスローガンに掲げている。これを実現するため①国の「先駆的DMO」として客観的データに基づいた地域マーケティングや地域マネジメントの強化②DX推進や着地型体験促進による消費の拡大――などに注力する。
あいさつに立った瀧会長は、「先駆的DMOに選ばれるなか、新たなステージを目指す」としたうえで、エコツーリズムの理念をDMOにプラスした「E-DMO」など、これまでの取り組みを紹介。「世界一観光の力を生かして、発展している温泉地を創造する」と結んだ。
総会終了後はランドスケープアンドパートナーシップの中西佳代子社長が、「地域資源を『面』で活かすまちづくり」と題して講演した。自身が10年来かかわってきた神奈川県湯河原温泉の事例に触れ、「家並みや文化など、その地域であることを証明する『アイデンティティ』が増えるとリピーターや移住者増につながる」と伝えた。
少し観光名所が物足りないで、どうしでも素通りなってしまいます、温泉はとっても良いのですが