全旅協大阪 吉村会長が再任 「今年は反転攻勢の年に」
2023年6月22日(木)配信
全旅協大阪府旅行業協会(吉村実会長)は6月30日、大阪府大阪市内のホテルで2023年度定時総会を開き、任期満了に伴う役員改選で吉村会長を再任した。
吉村会長は「観光業界も少しずつ日常を取り戻しつつあるが、団体客の取り扱いが多い我われにとっては、まだまだこれから。今後は旅行会社と受入機関が力を合わせ、ときには柔軟に変化しながら、自分たちで観光業界を盛り上げていくべき。今年は反転攻勢の年にしたい」と意気込みを語った。
新年度事業としては、旅行者の安心・安全の確保に重点を置いたツアー造成や、コロナの影響で大きく変化した旅行形態への対応などに取り組むことが決まった。
引き続き行われたオーサカ・ゼンリョの第17回定時株主総会では、岡本浩史代表が昨年度の状況を報告。「全旅クーポン発券額は前年度比192%増の32億4800万円と大きく伸び、コロナ禍前の19年度比でも20%増となった。会員各位のご尽力の賜物。感謝したい」と述べた。
同日には、宿泊・観光施設や案内所などで構成するオーサカ・ゼンリョ協力会(金子博美会長)の通常総会も行われ、任期満了に伴う役員改選では、金子会長を再任した。
金子会長は「観光業界は多様な業種に波及効果がある。我われ自身が明るく元気になることで、日本の各業界をけん引していきたい」と述べた。
総会後には、会員や来賓など約160人が参加しての合同懇親会が盛大に開かれた。