和歌山県旅行業協会 新会長に古市氏 来賓に岸本和歌山知事
2023年6月22日(木)配信
和歌山県旅行業協会(板橋豊勝会長)は5月23日、紀三井寺ガーデンホテルはやし(和歌山県和歌山市)で第11回通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選で、古市啓悟氏(野鉄観光・クリスタル観光バス社長)を新会長に選出した。
板橋会長は「新型コロナの感染法上の位置づけが5類に移行となり、世間では観光産業の復活と言われているが、実際にはインバウンドやOTA(オンライン旅行会社)による個人旅行が中心であり、我われのようなリアルエージェントの復活は、まだまだ。そのためにも、あらゆるお客様に安心・安全な旅を提供するべく、これからも精一杯努めていこう」と呼び掛けた。
来賓の岸本周平和歌山県知事は「県では現在、ゼロベースからブランディングの見直しを行っている。和歌山県の観光資源には、精神性や持続可能性、物語性がある。ユニバーサルツーリズムやジェンダーフリーも、1300年前の熊野詣からあった。それらも含め、新たなブランディングを確立し、県民全員で共有していくことが大切。皆さんと一緒に和歌山県を盛り上げていきたい」とあいさつした。
続いて、協同組合和歌山県旅行業協会(青木査稚子理事長)の通常総会が行われ、任期満了に伴う役員改選では、青木理事長を再任した。
青木理事長は、2020年から取り組む「わかやま12湯推進協議会」の活動について、昨年9月に南紀勝浦温泉で「第2回わかやま12湯サミット」を開催したことや、大阪の旅行会社などと連携してツアーを組んだことを報告。「今後も広域に着地型旅行を広げていきたい」と述べた。
同日には、協定機関で構成する協力会の通常総会も行われ、総会後には、セールス会や合同懇親会が盛大に開かれた。