埼玉県旅行業協会、浅子会長が留任 全旅協と政府に要望へ
2023年6月20日(火) 配信
埼玉県旅行業協会(浅子和世会長、236会員)は6月13日(火)、さいたま市内で2023年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、浅子会長の留任を決めた。今年度はコロナ禍で厳しい経営状況が続くなか、資金調達や需要喚起策の実施などを全国旅行業協会(ANTA)と共に政府へ要望していく。
浅子会長は会員へ全国旅行支援の複雑さに苦労していることを労った。一方、地域クーポンの発行で手数料を得たことに触れ、「厳しい経営状況のなか、少しでも収入を得られるのはありがたいこと。今後は団体が回復していくだろう」との考えを示した。
また、「役員共々、一生懸命勉強し、その都度色々なことに対応できるようにする」語った。
来賓として出席した全国旅行業協会(ANTA)の駒井輝男副会長は「全国旅行支援の制度の複雑さを解消することを求めてきた」と報告。
また、一部報道で中国において新型コロナウイルスの感染者が増加していることに触れ、「団体旅行が復活したら、怖い。旅行によるコロナ拡大だけは阻止しなければならない」とした。
同日には(株)埼旅(梶田雅彦社長)も総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では梶田社長の再任が決定した。
梶田社長は、2人から旅館に宿泊できる商品らくパックについて、旅行会社への手数料のほか、利用客1人に付き館内利用券1000円分をプレゼントできることを説明。「団体より個人旅行の回復が早いなか、皆様の支援につなげたい」と利用を呼び掛けた。