滋賀県旅行業協会 新会長に北川宏氏 国スポへの取り組み強化
2023年7月3日(月) 配信
滋賀県旅行業協会(加納義之会長、76会員)の2023年度定時総会が6月6日、草津市内のホテルで行われた。任期満了に伴う役員改選で、北川宏氏を新会長に選出した。
北川新会長は「2025年に滋賀で国スポ・障スポが行われる。何らかのカタチで事業に取り組みたいと考えている。会員一丸となって仕事を取りにいきたい」と意気込みを述べた。
会長を退き監査役に就いた加納氏は「約20年間にわたり滋賀県の支部と組合、事業会社に携わってきた。長年の支援と協力にお礼を申し上げる」と謝辞を述べた。そのうえで、「新型コロナは旅行業の在り方を大きく変えた。我われが得意とする団体旅行がまだまだ戻らないなか、情報収集を強化し、お客様のあらゆるニーズに応えていかなければならない」と結んだ。
議事では新年度事業計画や収支予算案などすべて決定した。
新年度は、25年に同県で開かれる第79回国民スポーツ大会および第24回全国障害者スポーツ大会の取り扱いに向け、県などと連携強化に努めることを盛り込んだ。
他方、㈱滋賀県旅行業協会(北川宏社長、株主数70人)の23年度定時株主総会も同日行われた。任期満了に伴う役員改選で、北川社長を再任した。北川氏は協会と事業会社のトップを兼任することになった。
北川社長は「コロナ禍で仕事が激減するなか、各方面に支援策をお願いしてきた。20年度から始まった県による安全安心な観光バスツアー助成事業もその1つだ。現在は25年の国スポに向けて動いている。仕事をとってきて、皆様に回していきたい」とあいさつした。
議事では所定の議案をすべて決定した。
両総会終了後には、旅館や観光施設の受け入れ協定会との合同懇親会が行われた。