鍋屋が全面復旧 屋号変更し施設モダンに
2023年7月4日(火) 配信
熊本県・人吉温泉の旅館「鍋屋本館」(富田峰子女将)が6月2日、屋号を「人吉温泉 鍋屋」(同)に変更し、施設を全面改修してグランドオープンした。
同館は、2020年の熊本豪雨で大きな被害を受けたが、約3年を経て江戸時代から続く老舗湯宿として、全面復旧再開した。
宿は城下町人吉の象徴・人吉城址と球磨川を一望。37の全客室や大浴場、レストランなどから、その景色が楽しめる。
客室はナチュラルモダンなインテリアで演出。最上階のスイートルーム(定員4人)は86・4平方㍍の広さと夏は冷水、ほかの季節は温泉で楽しめるインフィニティプールプールやキッチン、堀込ソファーを設置する。
セミスイートでは、信楽焼の浴槽や檜風呂、イタリア製バスタブの浴室など、部屋ごとに特徴を持たせる。
レストランはダイニングとテラス席、個室も設置。席数は52席で、個室は7室42席。球磨川の鮎や山菜、九州の食材などが中心のフレンチを基調にした料理を提供する。
最上階にある大浴場は、展望温泉のほか、露天風呂、展望サウナを設置する。