ジン4種が金賞受賞 四季通じた観光魅力誕生(野沢温泉蒸留所)
2023年7月6日(木) 配信
長野県・野沢温泉村の野沢温泉蒸留所(Nozawa Onsen Distillery)はこのほど、アメリカで開かれた、世界最大級の権威ある国際的酒類品評会「The San Francisco World Spirits Competition 2023(SFWSC 2023)」で、約6千件ものエントリーの中からクラフトジン4種すべてが金賞を受賞した。冬だけでなく四季を通じた観光の新たな魅力が誕生した。
金賞を受賞した製品は「NOZAWA GIN~森を感じるシグネチャードライジン~」「CLASSIC DRY GIN~トラディショナルかつ大胆な味わい~」「IWAI GIN~新緑の季節に収穫~」「SHISO GIN~春を感じる爽やかさ~」の4アイテム。
今回の受賞について、野沢温泉村の富井俊雄村長は「4つのメダルを獲得できましたこと、誠におめでとうございます。野沢温泉蒸留所が世界から高い評価と信頼を受けた証であり、関係者のご努力の賜物。3年後、5年後に製品化されるであろう主力のウイスキーは、野沢温泉村だけでなく世界中から注目されるでしょう。期待しています、5年越しの夢を」とコメントしている。
野沢温泉蒸留所は、22年12月15日にオープン。村の中心部に位置し、元々は野菜や食材を缶詰にして保存し村を支えていた歴史的な工場が蒸留所へと生まれ変わった。
同蒸留所は、クラフトジンの他にもシングルモルトウイスキーの生産も拡大しており、少なくとも3年間木製の樽で熟成させ販売されるまで保管される。蒸留所内では既に70本のウイスキー樽がさまざまな木樽に格納されている。
日本国内では、野沢温泉蒸留所のジンをオンラインで購入することができる。また、同蒸留所は観光スポットとしても活用されていて、訪問者はジンの試飲や製品の購入、蒸留所ツアーを楽しむことができるという。